四国八十八カ所
巡拝

風景

第74番札所医王山甲山寺

ご本尊:薬師如来

<ご真言>
おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

<ご詠歌>
十二神 味方に持てる戦には
己と心 かぶと山かな

<弘法大師・ご真言>
南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

医王山甲山寺(いおうざんこうやまじ)とは
弘法大師は、善通寺と曼荼羅寺の間に伽藍を建立する霊地を探していると、甲山の中腹で
白髪の老人に出会い、「ここが探し求めていた聖地なり。この地に寺を建てよ」と告げられ
この老人が毘沙門天であると悟り毘沙門天像を刻み、岩窟に安置され供養されたと伝えられ
ております。
その後、巨大なため池である満濃池が決壊し、弘法大師は朝廷から満濃池造りの別当に
任命され、工事の成功を祈願して薬師如来を刻まれ、わずか3ヶ月で見事に工事は完成し、
朝廷から授かった功労金で甲山寺を建て薬師如来をご本尊として安置されました。
毘沙門天像は別名、岩窟の毘沙門天と云われ、堂内に入り拝むことが出来ます。

山肌を 治めて広し本堂には
自然に漂う お線香のけむり

合 掌

福 江

<お遍路ガイド>
第74番札所甲山寺〜第75番札所善通寺までの距離:約1.5km