四国八十八カ所
巡拝

風景

第70番札所七宝山本山寺

ご本尊:馬頭観世音菩薩

<ご真言>
おん あみりとう どはんば うん ぱった そわか

<ご詠歌>
本山に 誰か植えける花なれや
春こそ手折れ 手向けにぞなる

<弘法大師・ご真言>
南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

七宝山本山寺(しっぽうざんもとやまじ)とは
大同2年(807)、本山寺は平城天皇の勅願により弘法大師が一夜ほどの短い間に建てたと
伝えれれていることから、「一夜建立の寺」と云われております。
この時、弘法大師はご本尊の馬頭観世音菩薩、薬師如来、阿弥陀如来を一刀三礼にて
刻まれました。
馬頭観世音菩薩をご本尊としている所は、四国八十八カ所の中でここ本山寺だけです。
馬頭観音は、馬が盛んに草を食べるように、人間が持っている悪心や欲心、怒り、悩みを
なくしてくれると云われております。
阿弥陀如来は、「太刀受けの弥陀」とも呼ばれています。

 鎌倉時代に建てられた仁王門は、国の重要文化財に指定されており,本堂は本瓦葺きで
 国宝です。
 大師堂に納められている大師像は、一般には公開されておりません。
 弘法大師のお若い頃のお姿だと云われております。

お線香の 煙たなびく本堂には
夏花添えての お経賜る

合 掌

福 江

<お遍路ガイド>
第70番札所本山寺〜第71札所弥谷寺までの距離:約13km