四国八十八カ所
巡拝

風景

第52番札所瀧雲山太山寺

ご本尊:十一面観世音菩薩

<ご真言>
おん まか きゃろにきゃ そわかく

<ご詠歌>
たいさんへ のぼれば汗の いでけれど
のちの世おもえば なんの苦もなし

<弘法大師・ご真言>
南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

瀧雲山太山寺(りゅううんざんたいさんじ)とは
「一の門」をくぐり間もなく「二の門」である仁王門、これは鎌倉時代の様式が伝えられて
おり、国の重要文化財に指定されております。
二の門をくぐり抜けて本堂までの距離570mの長さの参道は、四国霊場でもトップクラスで
あり、地蔵菩薩や薬師如来などの石仏が多く見受けられ霊場らしい雰囲気が漂っています。

 仁王門からさらに進み、突当りに修行大師の像、左手には十三仏を従えた大日如来像が
 あり、ここから階段を登ると「三の門」である桜門形式の堂々した山門が見られます。
 門内には持国天、増長天、広目天、多聞天の四天王が安置されており山門をくぐると、
 本瓦葺の重厚な本堂が垣間見え、四国八十八カ所中、現存する本堂では二番目に古い建物
 と云われており、優雅な勾配を描く屋根、正面には八本の柱がどっしりと構え、鎌倉時代
 初期の様式を見せ、しかも規模が多きいことから、国宝に指定されております。
 堂内には、聖武天皇の勅願により行基が刻んだと云われているご本尊の十一面観世音菩薩
 を中央に,歴代天皇が勅納した秘仏である6体の十一面観世音菩薩が安置されています。
 いずれも国の重要文化財に指定されております。

お唱えし たてまつるご真言
この身は霊に 抱かれており

合 掌


福 江

<お遍路ガイド>
第52番札所太山寺〜第53番札所円明寺までの距離:約2.5km