四国八十八ヶ所札所
巡拝

風景

第25番札所宝珠山津照寺

ご本尊:延命地蔵菩薩

<ご真言>
おん かかび さんまえい そわか

<ご詠歌>
法の船 入るか出るかこの津寺 
迷う我が身を 乗せてたまえや

<弘法大師・ご真言>
南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

宝珠山津照寺(ほうしゅざんしんしょうじ)とは
津照寺は、開基は平安時代初期と想われ、大同2年に弘法大師さまが巡錫され漁民の安全を
祈願して延命地蔵を刻まれ、ご本尊として堂宇を建てられ安置されたのが始まりとされて
おります。

 慶長7年(1602)土佐藩主山内一豊が室津沖で、暴風雨に襲われ遭難しそうになった時、
 一人の僧侶が現れ船の科学館舵を取り、全員を室津の港に導きました。
 港に着くと、僧侶の姿が見えないので、僧侶の衣から落ちた水滴の後を追って寺を訪ねて
 みると、ご本尊の地蔵菩薩はびしょ濡れだったと云うことです。
 それ以来、楫取地蔵(かじとりじぞう)と呼ばれ船人から信仰されるようになりました。


鐘をつき そのまた一つの響きより
童の笑みを遠くに思う

合 掌

福 江

<お遍路ガイド>
第25番札所津照寺〜第26番札所金剛頂寺までの距離:徒歩約5km(1時間40分)