四国八十八ヶ所札所
巡拝
第11番札所金剛山藤井寺
ご本尊:薬師如来
<ご真言>
おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
<御詠歌>
色も香も 無比中道の藤井寺
真如の波のたたぬ日も無し
<弘法大師・ご真言>
南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛
金剛山藤井寺(こんごうざんふじいでら)とは
三方を山に囲まれた奥深い霊地に感動された弘法大師さまは、堂宇を建立し薬師如来像を
刻まれ、さらに奥に入った八畳岩の上に護摩壇を築いて17日間修行を積み、五色の藤を
植えられ藤井寺と名付けられました。
その後、真言密教の寺として栄えましたが2度にわたる兵火で焼失、この間に真言宗から
臨済宗に改宗されました。
火災を逃れたご本尊には、久安4年(1148)と平安時代の年号が記されており、年号が
分かっているものとしては、四国霊場最古の仏像とされています。
本堂天井に描かれた林雲渓作の龍は見事です。
また、古びた雰囲気の仁王門をくぐると大きな藤棚があります。
ご詠歌にも歌われた寺の名前の由来ともなったふじの古木があります。
初夏には、紫のノダフジ、赤紫のレンゲフジなど五色のフジが咲きみだれます。
夏花の 色塗り直すこの雨も
み仏さまの慈悲と想わせられ
合 掌
福 江
- 第12番札所摩盧山焼山寺
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