四国八十八ヶ所札所
巡拝

風景

第12番札所摩盧山焼山寺

ご本尊:虚空蔵菩薩

<ご真言>
のうぼう あきゃしゃ きゃらばや おん ありきや まりぼり そわか

 

<御詠歌>
のちの世を思えばくぎょう焼山寺
死出や三途の難所ありとも

<弘法大師・ご真言>
南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

摩盧山焼山寺(まろさんしょうさんじ)とは
標高930mの山腹にある札所八十八カ所中でも難所の一つであるこの寺は「遍路ころがし」
と云われるほど厳しい山道を昇りつめた山上にあります。
大宝年間(701〜704)に修験道の開祖、役行者小角が蔵王権現を祀ったのが始まりだと
されております。

 その後、弘法大師さまが修行のため入山されると、大蛇が出てきて幻火をもって阻止
 しようとしたため、垢取川で身を清め真言を唱えながら山を登ると、火が消え、9合目に
 達した時も大蛇が現れたこの時、虚空蔵菩薩があらわれそのご加護を得て大蛇を封じ込め
 たと云えられております。
 弘法大師さまは、虚空蔵菩薩を刻んでご本尊とされ安置されました。
 虚空蔵菩薩は、求聞持法のご本尊として知られております。

道洗い 我をも洗うこの雨に
一歩の踏み足常に初心

合 掌

福 江

<お遍路ガイド>
第12番札所焼山寺〜第13番札所大日寺までの距離:約22km