四国八十八ヶ所札所
巡拝

風景

第8番札所普明山熊谷寺

ご本尊:千手観音菩薩

<ご真言>
おん ばざら たらま きりく そわか

   

<御詠歌>
たきぎとり 水熊谷の寺に来て
難行するも後の世のため

<弘法大師・ご真言>
南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

普明山熊谷寺(ふみょうざんくまたにじ)とは
弘法大師さまが、この地の奥にある閼伽ヶ谷(あかけだに)で修行している時、熊野権現が
現れ、「永く衆生済度の礎とせよ」と告げ、黄金の観音像を授けられました。
弘法大師さまは、一刀三礼して霊木に等身大の千手観音菩薩を刻まれ、その胎内に黄金の
観音像を治めてご本尊として安置し、堂を建てたのが始まりと云われております。

 四国地方の最古最大規模を誇る多宝塔は、安永3年(1774)に建立され高さが20.7mも
 あり、 堂内には胎蔵界の大日如来を中心として4仏が四方に祀られております。
 二層の仁王門は,高さが13m余り有り四国霊場の木造山門としては最大規模のものです。
 また、高台の大師堂からは、吉野川に望む徳島平野が一望出来ます。

大雨に 咲く紫陽花の片隅に 
小粒の泪のお地蔵さまおわします

合 掌

福 江

<お遍路ガイド>
第8番札所熊谷寺〜第9番札所法輪寺までの距離:約2.3km