四国八十八ヶ所札所
巡拝

風景

第T番札所竺和山霊山寺

ご本尊:釈迦如来

<ご真言>
のうまく さんまんだ ぼだなん ばく

<御詠歌>
霊山の 釈迦の御前に巡りきて
よろずの罪も消え失せにけり

<弘法大師・ご真言>
南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

                                                                    竺和山霊山寺(じくわざんりょうぜんじ)とは
弘法大師さまが、人間の持つ八十八の煩悩をなくそうと、四国霊場を開創する為にこの地に
訪れられました。
この地は、インドの霊鷲山(りょうじゅざん)でお釈迦さまが説法されていた地と、あまり
にも似ていて、天竺(てんじく)【インド】の霊山をこの地に移すということから、山号を
竺和山(じくわざん)、寺号を霊山寺(りょうぜんじ)とされ、四国霊場第T番札所に
されました。

 四国遍路の始まり「発願の寺」として「T番さん」と呼ばれています。
 この地をT番とされたのは、弘法大師さまが阿字五転(発心・菩提・涅槃・利他)の法則
 に従って、四国の東北の角・鳴門市を発心点【出発点】としたので、ここから右回りに
 八十八カ所を巡る遍路道が作られたということです。
 天平年間(729)に、聖武天皇の勅願により行基が開基したというこの霊山寺境内には
 荘厳な伽藍を見ることが出来ます。
 山門の脇には、縁結び観音が祀られています。様々な縁を結んでくれる観音さまです。

仏さま 合わすこの手にみ心は
今の喜び幸せ賜り

合 掌

福 江

<お遍路ガイド>
第1番札所霊山寺〜第2番札所極楽寺までの距離:約1.4km