四国八十八カ所
巡拝

風景

第63番札所密教山吉祥寺

ご本尊:毘沙門天

<ご真言>
おんべい しらまんだや そわか

<ご詠歌>
身の中の 悪しき悲報をうちすてて
みな吉祥を のぞみいのれや

<弘法大師・ご真言>
南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

密教山吉祥寺(みっきょうざんきちじょうじ)とは
四国霊場の中で唯一毘沙門天を本尊としており、門柱にも「四国唯一体毘沙門天王鎮座」と
書かれております。
弘仁年間(810〜824),弘法大師がこの近くを通りかかったときに、光を放っている檜を発見し その木に一刀三礼して、毘沙門天と和気脇仏の吉祥天、善尼師童子を刻んだと云われて
おります。
三体は秘仏で、ご開帳は60年に一度とされております。

 本堂前の成就石と呼ばれるこの石は、高さ、幅とも1mぐらいで中心には楕円形の自然に
 出来た穴が空いており、本堂前から目を閉じて願い事を念じながら歩き、金剛杖が
 この穴を通すことが出来ると、願い事が叶うと言われています。

善行と 思えば苦難も変われども
我が身は いつも仏に抱かれ

合 掌

福 江

<お遍路ガイド>
第63番札所吉祥寺から第64番札所前神寺までの距離:約3.2km