四国八十八ヶ所札所
巡拝
第23番札所医王山薬王寺
ご本尊:厄除薬師如来
<ご真言>
おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
<御詠歌>
皆人の 病みぬる年の薬王寺
瑠璃の薬をあたえましませ
<弘法大師・ご真言>
南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛
医王山薬王寺(いおうざんやくおうじ)とは
薬王寺は、厄除けの寺として知られ、阿波・徳島「発心の道場」最後の寺です。
阿波一国二十三ヶ所の札所は、難所に難所の試練の道場でした。
神亀三年(726)、聖武天皇の勅願により行基が開基し、その後弘仁6年(815)に
平城天皇から民衆の魔除け祈願寺を開くようにとの勅命を受けて、薬師如来を刻み
ご本尊として納められました。
仁王門を入ると、三十三段の女厄坂、本堂までは四十二段の男厄坂があります。
これは、女は三十三歳、男は四十二歳が厄年に当たり厄除けの為に階段にお賽銭を
置きながら上がります。
更に本堂から六十一段の本卦還り(還暦)坂が、高さ35mの兪祇塔(ゆぎとう)へ
続いております。
また本堂には、「後向薬師」も入れて二体の薬師如来(秘仏)が安置されております。
この身にも 与えられしこの石段
登らせ賜る仏さまの思い
合 掌
福 江